千年前の日本語だけでは聞こえなかったであろう、作品の新しい音色が多彩に鳴り響いている (C)ykokamoto/stock.adobe.com 浮世絵のように、外国の目利きを通じて日本文化の素晴しさが再発見・再評価されるこ… ...
フランスを筆頭とする反対派は、トルコの「三つの異質性」に抵抗している――トルコの欧州連合(EU)加盟問題が、今年山場を迎える。十二月のEU首脳会議で、加盟交渉を開始するかどうかを決めることになっているからだ。トルコ問題を延々と先送りして ...
流れが大きく変わりつつある。中国を見限り始めた外資はベトナムへ。このまま脱出が続けば「世界の工場」は失速しかねない。・三菱重工業、航空機部品工場進出・日本サーボ、ステッピングモーターの生産拠点設立・アイホン、インターホン製造子会社 ...
――昨年は、タンク爆発や工場火災など大企業の製造現場で重大な事故が相次ぐ一方、H-2Aロケットの打ち上げ失敗や環境観測技術衛星「みどり二号」の故障など科学分野でも技術の信任性が問われる事故が相次ぎました。畑村確かに看過できない事故ばかり ...
神奈川県警、新潟県警の一連の不祥事をきっかけに、日本の警察組織が大きく揺らいでいる。構造的腐敗の根幹にあるのは「キャリア制度」疲弊だ。警察再建の処方箋を考える。神奈川県警の覚醒剤使用隠蔽事件で、犯人隠避罪などに問われた渡辺泉郎元 ...
資源高の追い風を受けるアフリカだが、政治の腐敗や公共サービスの欠如は以前と変わらない。アフリカビジネスで問われるものとは――。昨年マダガスカルに行ってきた。住友商事を中心とした国際コンソーシアムが進めている「アンバトビー ...
昨年末に日本で押収された北朝鮮産とみられる覚醒剤が、米国から提供された重油を原料としているらしいことが判明した。米連邦捜査局(FBI)と日本の警察当局が共同で調査している。 覚醒剤の原料は通常、エフェドリンだが、重油からも質の劣る覚醒剤 ...
三十年以上、「韓国史上最大のタブー」といわれてきた事件の封印が解かれた。選挙にまで影響を及ぼした映画の衝撃度。 韓国で千二百万人が見たという映画『シルミド』が六月五日、日本でも封切られた。映画は、韓国で三十年余りにわたってタブー視さ ...
「儲かりすぎて怖いくらいだ」このセリフが海運業界の住人の挨拶代わりになっている。二〇〇三年後半から始まった「未曾有の活況」の演出者は中国をはじめとする新興国で、タンカーやばら積み船で運ばれる原材料(原油や鉄鉱石など)を陸揚げ ...
半導体は、自動車と並ぶ二〇世紀最大の発明の一つであり、その誕生は、まさに電子革命の始まりだった。IT革命も、技術的には半導体の高性能化によってもたらされたものであり、電子革命の一つの支流にすぎない。さらに忘れてならないのは、電子革命 ...
北海道函館市郊外。津軽海峡を見下ろす小高い山の上に社会福祉法人函館カリタスの園「旭ヶ岡の家」がある。定員八三人の特別養護老人ホーム「旭ヶ岡の家」、同じく二一人の特定有料老人ホーム「旭ヶ岡の家レジダント」、在宅ケアセンター「ベレル旭 ...
1990年に会員制月刊誌として創刊した「フォーサイト」は 2010年9月にウェブメディアとして装いを新たにしました。 「フォーサイト」の意味は「先見性」。 多種多様なニュースがネット上に溢れる時代に、 敢えて「深さ」と「専門性」にこだわります。